間違いだらけの抗ガン剤治療―極少量の抗ガン剤と免疫力で長生きできる。 (ベスト新書)

おすすめ度 ★★★★☆
★☆☆☆☆ 2009-02-09 星はゼロ
医者ではあるが自分の経験だけで科学的な根拠のない治療の羅列のように思えます。癌治療と言うよりは新興宗教に近いようなうさんくささを感じる内容です。少ない抗癌剤を使用したから癌の増大を抑制しているのか否かの検証もなされておらず、全ての主張は本人の経験、感覚によっています。もう少し科学的なデータを出してから出版すべきです。わらわもすがる癌患者にとっての駆け込み寺的な内容です。逆に言えば、害のない抗癌剤の量が精神安定剤になっているのかもしれません。
★★★★☆ 2008-12-26 ガンの縮小と延命は無関係、ガンは増大さえしなければ生きられる
根治しないレベルまで進行したガンの場合、どういう治療をして行ったら良いのだろうか?
今の標準治療だと癌を縮小することに重きが置かれ、延命出来る長さには触れない事、実際には抗ガン剤の量が多すぎる為に苦しい副作用に苦しみながら、正常な細胞が死んでしまい免疫が落ち、結果的に何も治療しなかった時より2〜4ヶ月程度しか延命出来ていないという事実。抗ガン剤で癌を縮小させる事と、延命出来る時間が比例しない事実をデータで示しています。これらは今後の医療にとって大切な視点です。延命にならないかも知れないのに、抗ガン剤で癌を縮小した、しないで一喜一憂し、それが延命と全く関係ないとは・・・。その事実は確かに医師はまず口にしない。
この本は「ガンは増大さえしなければ、今の状態は維持出来る」という考え方で、抗ガン剤を少量に抑え正常な細胞を殺さないようにし、薬の量を少量で調整しながら5年も生きている方の話など、希望が見えます。
実際にはケースバイケースなのでしょうが、ガンは消えなくても増大しなければいい、という考え方は目から鱗、これからの医療に取り入れて貰いたいと思いました。セカンドオピニオンを受けてみたいと思う考え方でした。星5つでも良かったのですが、偏っているかどうか素人には判断出来ないので4つにしました。
★★★★★ 2008-09-07 バランスのとれた良書
医師の著書であるにもかかわらず、非常に患者やその近親者の立場に立った目線で書かれていますので、患者本人や、患者の身体的なことや生き方の個性を熟知している近親者にとって、大変納得のいく内容だと思います。特に、ひどい副作用がありながら抗がん剤による現時点での標準治療に(仕方なく)甘んじている、という方には、一読の価値大いにあり、です。
父にガンが見つかってから4年余り、手術、抗がん剤治療を経てきたので、ある程度の知識はあったものの、この度再発にあたり、あらためて本やネットで勉強しなおしていますが、これを読み、エビデンスや奏功率の定義や位置づけ、そして抗がん剤や免疫治療、健康食品に至るまでの位置づけがクリアになり、今自分たちがすべきことが見えてきました。
がん患者の人生や個性に重きを置きながら、一歩下がってより客観的にガン治療を捉えている、とてもバランスのとれた良書であり情報源である、と思います。
★★★★★ 2008-07-11 がんと共に生きる
本書は、治療法の本では無いです。 がんを治すとかどう言うことか? いったい天寿を全うするとは何のか? を考えさせてくれます。
10数年前に母親を白血病で亡くしましたが、その時の副作用はすさまじいもので、よく耐えた、と思いましたが、結局すぐに再発して逝きました。 この時に、こう言う副作用を出してまでの治療とは何なのか? もし寿命が伸びるとしても、何ヶ月レベルではないのか? またそれにどう言う意味があるのか? と疑問に思っていました。 また、最後は「がんは治したが患者が死んでしまった」みたいな状況であったと記憶しています。
今回また近親者が、似たようながんにかかり、本書を読みました。 最近は、医療全体に、QOLを重視する傾向があって、この病院(大阪の最大手の病院)では、副作用が出すぎたら、抗がん剤を減らします、と言う事で現状では減らした抗がん剤治療に、通院しています。
進行が速くない種類のがんなので、余計にがんと共に生きる、と言うことに対して決断を迫られます。 治し切れないと言われている種類のがんですが、徹底的に治すのか、ほどほどに症状が出ないようにして、出たらまた考える、みたいな方針で今は治療中です。
2回目の抗がん剤の点滴のあくる日に、退院! と言われて逆にまごつきました。 これを徹底したのが本書のやり方です。 アメリカでも、入院費が高額のせいもあって、だいたいの抗がん剤治療は通院でやるようです。
いずれにしても、がんを徹底的に治す、と言う治療方針より、共に生きて、天寿を全うする、と言う考え方に、世の中全体が向いているような気がします。 その方向をややラジカルに主張するのが本書です。
★★★★★ 2008-05-04 もっと早く読みたかった
父が癌になり、いろいろな本を読んでいます。父は医師にお任せすると治して下さると信じているので抗癌治療も何度も繰り返し体力も落ちどんどん弱ってきている状態です。私の話も一応は聞きはしますが、医学を信じる!と頑なに抗癌治療に頼っています。この本を読んで抗がん剤によって父の体は免疫力をなくしどんどん弱っているのではないかと思えます。抗癌治療をする前にこの本に出会っていればと思います。今の段階で医師にこの本に書かれているような治療をお願いできるかどうかよく考えたいと思います。私自身は納得できる内容でした。
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