肺ガン

最新のがん治療法やがん医療制度について

肺ガンは大きく分けると、小細胞ガンと非小細胞癌に分けられます。

非小細胞ガンは、更に下記のような種類があります。
・腺ガン
内臓の分泌物を出す腺組織にできるガンで、肺癌の60％を占めます。
・扁平上皮癌
肺の入り口付近にできる、気管から気管支内部を覆っている細胞組織にできるガン。
喫煙との関係が大きく、非喫煙者はほとんどかかりません。
転移が遅いので、完全に癌を切除できると治癒の可能性が高く、放射線治療も有効です。
・大細胞ガン
肺癌の約5％を占めます。
肺の末梢部に多いガンです。

非小細胞癌は、進行は比較的穏やかなものの、癌治療において抗癌剤が効きにくいガンです。

小細胞ガンは、喫煙者や喫煙経験者に起こります。
比較的に他のガン細胞と比べ小さな細胞なので、この名があります。
小細胞ガンは、腫瘍の発育がはやく、転移を起こしやすいのですが、ガン治療において抗ガン剤や放射線治療が有効な癌です。

初期症状は小細胞癌・非小細胞癌共に、咳、痰、血痰、発熱、呼吸困難、胸痛、背痛等です。
肺癌の要因は、喫煙、受動喫煙、排ガス等による大気汚染、アスベスト等があげられます。
とくに肺癌と喫煙との関係は大きいですが、喫煙は肺癌だけでなく、胃、肝臓、腎臓、骨髄性白血病等他の多くの部位の癌のリスクとなります。
ガン予防には、禁煙はいちばん確実であり、禁煙はガンだけでなく、肺炎や心筋梗塞等の病気の予防にもなるのです。

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